ごめんね リサ

 

嘘をついたらいけない

お母さんは娘さんにいつもそう言ってます。

 

でも、ずっとずっと

娘さんに嘘をつき続けていることが

あります。

 

 

あなたに本当の事を

言いたいけど・・・

 

 

 

 

 

 

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 ごめんね 理沙

 


 

 実は、お母さん、嘘をついていました。
 ごめんね、理沙。

 実は、お父さんは、生きています。
 もう限界です。
 あなたを騙し続ける事はお母さんも、もう、嫌です

 

 でも、分かって下さい。
 あなたがあんなに大好きだったお父さんが
 あなたやお母さんを裏切って家を出ていってしまったなんて

 どうしても言えなかった。
 口が裂けても言えなかった。

 

 

 だから許して下さい。
 お母さんも嘘はつきたくなかったの。
 あなたのあの時の年齢でギリギリだったの
 「お父さん、お空に行っちゃったの」

 


 そんな嘘がつけたのが

 あなた「キョトン」としてたね?
 でも大好きなお父さんがその後、帰ってこないと
 「お父さんは?お父さんは?」って、何度も、何度も
 「理沙、ごめんね!お父さん、死んじゃったの!わかる?」
 「だから、お父さんは、もう二度と帰ってこないのよ!」

 

 それから、あなたはしばらく私の目を見てくれなかったね?

 お母さん、辛かった。
 とても辛かった。

 

 あなたに「嘘は絶対についてはいけない」って言っている私が
 大事なあなたに。
 私にはあなたしかいないのに。
 嘘をついていることが。
 辛かった・・・

 

 あなたも小学校に上がり、4年生になった今、
 あなたから「なんで死んだお父さんのお墓参りに行かないの?」
 「なんで、家に仏壇がないの?」
 「なんで?」
 「どうして?ねぇ、お母さん?」

 

 もう限界だよね?
 もう理解できる年齢になったよね?

 5年間、二人っきりで暮らしてきたから大丈夫だよね?
 どんなに辛くても、どんなに苦しくても、二人で乗り越えて、
 支え合ってきたから大丈夫だよね?

 

 お母さん、あなたに嘘をついてきたことを許してくれるよね?
 分かってくれるよね?

 

 お父さんは、生きています・・・

 

 

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